ヴァルネラビリティ、というさらけ出しの力をプッシュする弊団体ではあるが、なかにはこれを経験していないメンバーもいる。うちの副代表である。正確に言うと、小さいさらけ出しは人一倍しているのだが、核心的なヴァルネラにあと一歩のところで至らないという状況だ。
最近のこころかんでは、立て続けにヴァルネラビリティが起こっている。ヴァルネラブった人の特徴のひとつに「つきものが落ちたようにスッキリする」という現象があるが、次々さわやかになっていくメンバーを祝福しつつも、「うらやましいわぁ」「はやく私もヴァルネラぶりたい」とつぶやく副代表。そんな彼女の様子を見て、代表が放ったひと言が今回のタイトルである。
来世でいいじゃない。
大事なのは、自分や周囲とより深くつながること。さらけ出しはその道筋のひとつに過ぎない。さらけ出せたからエラい/出せなかったからダメ、という次元の話ではないのだと。焦って無理やり出そうとすれば、今度は嘘が生まれる。それでは意味がない。
今できなくなくても、来世でまたトライすればいい。そのままで十分すばらしいんだから、そう力まずに。13年間副代表を傍で見てきた、代表からのエールであった。
副代表は「来世はイヤやー」と笑っていた。
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