シェアハウスの妄想(第7回キャリアデザイン講座中級編)

昨日2月24日は、月に一度のお楽しみ、こころ館の「キャリアデザイン講座」でした。

今回の講座は特別版。外部講師をお招きして、ワークショップを行いました。

その名も


「みんなで考える、みんなで住む家」。

みんなで住むシェアハウスを自分たちでデザインをしてみよう、という企画です。

ファシリテーターを務めるのは、一級建築士・髙橋達夫さん(通称タッチー)。代表のゼミ仲間でもあります。かつて東日本大震災の復興支援として、子どもたちの理想の空間を叶えるプロジェクトに参画した髙橋さん。そこで設計した「ゆったり広場」の経験が、いまの建築ワークショップの実践につながっているんだとか。

アイスブレイクで「これまで体験した1番の素敵空間」をシェアしてから、いよいよワークへ。

まずは各々、自分が住む個室を妄想。イメージをグループ内で共有した後、その印象からお互いにニックネームを付けあいました。書斎風の部屋なら「博士」、和みテイストなら「ほっこり」。その他、もぐら、ナチュラル、ニセセレブ、日の丸(敬称略)等々、個性際立つネーミングが続出でした。

次の課題は、共有スペースであるリビングのデザイン。アイデアを出す前に、部屋中に貼られた素敵空間の画像を見て、インスピレーションを得ていきます。高い天井、壁一面の窓、階段下の巣ごもりスペースなど、あこがれの空間に刺激をうけてますます高まる一同。グループワークも白熱でした。

▲開放感・おいしいお酒・知的好奇心がテーマの「ブレスハウス」

▲個を包む大きな器・食を囲む場・中にいても外とつながるの3要素が入った「き(気・木・樹・機)の家」

「本当にみんなで住みたい」「老後こういう家で暮らしたい」「ひとり500万円持ち寄ったら実現するだろうか」「空き家を活用して」等々、場の設計にとどまらず、話がどんどんふくらんでいったのも印象的です。

理想の居住空間を考えることは、潜在的な自分の理想に気づく機会。そしてみんなの理想のいいとこどりをした結果、本当に住みたいシェアハウス像が見事出来上がってしまったのでした。こんなオフィス建てたーーーい。

クリエイティビティがとまらない高橋さんのWSでした。

次回は3/31(金)に1dayイベントを控えています@無目的ホール!

詳細は近日公開です。乞うご期待。


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