今日も、ヴァルネラブった?

【ヴァルネラブる】

傷つくリスクを乗り越えて、自分の弱みや欠点・恥といった感情をさらけ出すこと。こころかんの内部用語。「彼女はついに、長年認められなかった感情をヴァルネラブった。」

Vulnerabilityという英単語がある。直訳すると、もろさ、傷つきやすさ。恥の研究者Brene Brownは、この言葉をさらに解釈して「不確実性、リスク、生身をさらけ出すこと(uncertainty, risk, and emotional exposure)」と表現した。こころかんではこれをさらに解釈して、いろいろ検討した結果、上記のような動詞的意味合いで使われるようになった。ヴァルネラブった人は、その後の変貌がスゴい。ややこしさがなくなって、清々しくなる。周りの人がうらやましいと思うほどに。ヴァルネラブった人の集まる場所は、平和である。


今日もひとり、ヴァルったスタッフがいる。「ヴァルネラブった後のビールは旨いですね!」とさわやかな風を吹かせていた。周囲も祝福ムード。まだヴァルってないスタッフは「うらやましい」「私もはやくヴァルネラブりたい」とつぶやいていた。

今はまだ内輪ネタだけど、いつかヴァルネラブるという言葉が市民権を得て、ヴァルネラブる文化が日本にできたらいいなと思っている。その日のために、今日もこころかんは働いています。


こころ館はぬかどこ。

一般社団法人こころ館(http://cocorokan.org/)のスタッフが綴る日々の記録など。お問い合わせはinfo@cocorokan.orgまで。