先日募集を開始したこころ館の「わたし研究室」第1期生。
実はこの研究室、かつて”第0期"があったんです。
参加したのは10名の女性。1年間のワークショップを経て、現在は研究員として「わたしらし
い人生」を各々に探究しています。
今日ご紹介するのは、そんな0期生のひとり、松田美恵さん。
「立ち止まることが自分には大切だとわかっていながら、毎日家事や育児に追われ、自分を
見つめ直す時間が全くないからその時間を作りたいと思い講座に参加しました」
と参加動機を語る松田研究員。彼女は、大学生・高校生の女の子、そして小学4年生の男の子
と計3人の子どもを持つアクティブママです。元々とても人当たりがよく、「そつが無い」と
いう言葉がぴったりだった松田研究員ですが、一方で講座開始当初はあまり人付き合いが得
意でなかったと言います。人と深く関わることを極力避け、”自分には家族さえいてくれたら
いい”とすら考えていたようです。
2015年5月から約1年間講座に参加し、自分を見つめ、真摯に心と向き合って来た松田さ
ん。講座の回を重ねるごとに、人間関係について自分の中から気づきがどんどん上がってき
たと言います。
『これまで人との関わりが億劫だと思い込んでいたけれど、もしかしたら本当は人が好き
で、もっと人と深く関わっていきたいと思っている自分がいるのかも?』
『人付き合いを面倒くさいという言葉にし、それを相手のせいにしていたけれど、本当は自
分が人に対して防御し、勝手に意識し過ぎてしんどくなってしまってただけなんだ』
その気づきを境に、松田研究員の行動が変わりました。息子のサッカーチームの保護者代
表をみずから買って出てみたり、意見をはっきり伝えてみたりと持ち前の社交性を開花。結
果、以前よりも人との距離が縮まり、人と深い繋がりが築けるようになったと言います。
「以前は自分の子ども以外あまり可愛いと思うことがなかったけど(笑)、今では我が子も
よその子も、分け隔てなく愛しくてたまらないです」
最後に松田さんに、講座の参加動機でもあった”自分を見つめる”ということについて、尋ね
てみました。
「自分自身を見つめる事は、嫌な自分も受け入れるという事です。歳を重ねるごとに目を背
けたくなるような自分の気持ちは受け入れにくくなるもの。しかし歳を重ねた今だからこ
そ、この時間が本当に必要なのだということを痛感しています。
心と向き合うと、時にびっくりするような自分の感情にも出会いますが、それでも逃げず
に深く向き合った時、言葉では説明できないほどの幸福感が湧き上がってきます。”自分が本
当に望んでいる答えはこの感情だったんだ”と自分で答えを見つけることの幸せは、自分自身
を本当に大切にしていることに繋がっているのだと思います。忙しい忙しいと言ってる人ほ
ど、ぜひ「わたし研究室」に学びにきて欲しいですね!!」
「わたし研究室第一期生募集」詳細、お申込みはコチラから
0コメント